薄毛や抜け毛の治療方法というと、最初に思い浮かぶのは育毛剤ではないでしょうか。
そんな育毛剤で一番人気な商品が「リアップ」。
テレビCMなどでも耳にするこの商品は、薄毛や抜け毛治療をおこないたい人はもちろんのこと、そうではない人でも知っている超有名商品です。
リアップとはいったいどんな商品なのか、海外から個人輸入をして手に入れる外用薬とはどういった違いがあるのかを見てみましょう。
リアップは日本ではじめて販売されたミノキシジル配合の育毛剤!
リアップは、大成製薬から販売されている育毛剤。
発毛効果の認められているミノキシジルを有効成分に使用した育毛剤として、1999年に日本ではじめて販売されました。
はじめて販売された「リアップ」はミノキシジルが1%配合されたものであり、医療用医薬品ではなく誰でも簡単に購入・使用できる一般用医薬品に分類。
その後、女性用の「リアップレディ」やミノキシジルを5%に増量した「リアップX5」などさまざまな種類へと展開しています。
リアップには毛髪を育てる作用あり!
リアップに含まれている有効成分ミノキシジルは、血管を広げて体をめぐる血液の量や勢いを増やす働きがあります。
この働きは全身で起こるため、頭皮の血管も広がって多くの血液が流れていきます。
血液には、栄養や酸素が含まれており、これらは毛髪の成長に必要不可欠なものです。
その血液がミノキシジルの血管拡張作用により多く頭皮へと流れていくということは、毛髪へと栄養や酸素が十分にいきわたるということ。
栄養や酸素を得た細く軟弱な毛髪は、太く丈夫な毛髪へと成長していくのです。
リアップにはなにが入っている?
リアップには、1つ以上の成分と、2つ以上の添加物が配合されています。
効果に直結する成分には、どういったものがあるのでしょうか。
【配合成分】 |
・ミノキシジル ⇒血管を拡張して栄養のある血液を頭皮へと十分に運ぶ働きがあります。 ・ピリドキシン塩酸塩 ⇒毛髪を育てるたんぱく質“ケラチン”を作る働きがあります。 ・トコフェロール酢酸エステル ⇒抗酸化作用や血行促進作用があります。 ・l-メントール ⇒血管拡張作用や皮膚を刺激する作用があります。 ・パントテニールエチルエーテル ⇒細胞を活性化したり、保湿したりする作用があります。 |
リアップには、栄養のある血液を頭皮へと運ぶのを手伝う作用のある成分がおもに入っており、それにプラスして毛髪を育てる成分を作り出す成分などが入っているのです。
リアップの用法用量を守れば副作用は出にくい!?
リアップには、発現率は低いものの、副作用が出ることがあります。
【副作用】 |
皮膚:頭皮の発疹、かゆみ、かぶれ、ふけなど 精神神経系:頭痛、めまいなど 循環器:胸の痛み、心拍の上昇など 代謝系:体重増加、手足のむくみ |
大正製薬の調査では、副作用の発現率は8.0%とされており、100人に1人の割合で症状が出る可能性があります。
副作用を出さないためには、用法用量をきちと守らなければなりません。
リアップに用法用量は次のとおりです。
【用法用量】 |
・1日2回 ・1回1ml ・気になる頭皮に塗布 |
用法用量は商品を安全にかつ効果的にしようできるように定められているもの。
そのため、用法用量を守って使用すれば副作用は出にくくなります。
こんな人はリアップの使用NG!
一般用医薬品に分類されているため、誰でも簡単に使用できるリアップ。
ドラッグストアから購入できるとはいえ、リアップも医薬品の1つです。
そのため、人によっては効果を得られなかったり、副作用が強く出てしまったりする恐れがあります。
次の項目に自分があてはまるか確認しましょう。
【使用NGな人】 |
□いままでに薬でアレルギー症状を引き起こしたことのある人 ⇒使用後にアレルギー反応を起こしてしまう可能性があります。 □未成年者(20歳未満) ⇒使用データがないため、どういった作用が起こるかわかっていません。 □AGA以外の脱毛症の人または原因のわからない脱毛症の人 ⇒リアップでは治療できない脱毛症の可能性があります。 |
項目に1つでもあてはまった場合は、リアップを決して使用しないようにしましょう。
最悪の場合、命に関わることもあります。
リアップと海外育毛剤はどう違う?
日本国内で有名な育毛剤といえばリアップですが、世界にはまだまだたくさんの育毛剤があります。
リアップとおなじミノキシジルを有効成分に持った海外育毛剤とはどういった違いがあるのでしょうか。
海外育毛剤 | リアップ | |
1~16% | ミノキシジルの配合量 | 1~5% |
◎ | 効果 | ○ |
△ | 副作用 | ○ |
1日2回1mlを塗布 | 用法用量 | 1日2回1mlを塗布 |
約4,000円(60ml) | 価格 | 約5,700円(60ml) |
代行通販サイト | 購入場所 | ドラッグストア
国内通販サイト |
海外育毛剤は、ミノキシジルを1~16%まで配合しているため、リアップに比べて効果を得やすいのが特徴です。
しかし効果が出やすいということはそれだけ副作用も出やすいということを覚えておきましょう。
リアップより効果を得られる海外育毛剤は、代行通販サイトを利用するとリアップよりも安く購入できます。
種類もたくさんあるため、自分に合った治療薬を見つけられますよ。
リアップとミノキシジルタブレットはどう違う?
リアップとおなじミノキシジルを有効成分に持っている治療薬は、海外育毛剤のほかに内服薬にも存在します。
それらはミノキシジルタブレットと称されており、多くの種類が販売されています。
リアップとミノキシジルタブレットにはどういった違いがあるのでしょうか。
ミノキシジルタブレット | リアップ | |
2.5~10mg | ミノキシジルの配合量 | 1~5% |
◎ | 効果 | ○ |
△ | 副作用 | ○ |
1日1錠を服用 | 用法用量 | 1日2回1mlを塗布 |
約2,600円(5mg×30錠) | 価格 | 約5,700円(60ml) |
代行通販サイト | 購入場所 | ドラッグストア |
ミノキシジルタブレットは内服薬であるため、直接体内へとミノキシジルを取り入れられます。
よって、体外から体内へと吸収するリアップとは違い、多くのミノキシジルを吸収できます。
吸収できるミノキシジルの量が多いということは、それだけ効果を得られるということであり、ミノキシジルタブレットのほうが効果を得られるのです。
また、1日2回も頭皮に塗布しないといけないリアップにくらべ、ミノキシジルタブレットは1日1錠を服用したらいいため、用法用量が簡単となっています。
あなたにはこれがオススメ!リアップシリーズ
リアップにははじめて販売された「リアップ」のほかにもさまざまな商品が発売されてきました。
どんな商品があり、どんな人にオススメなのかを見てみましょう。
商品名 | リアップ |
配合成分 | ミノキシジル |
ミノキシジルの配合量 | 1% |
こんな人にオススメ! | AGAの症状が軽い人 |
商品名 | リアッププラス |
配合成分 | ミノキシジル、パントテニールエチルエーテル、トコフェロール酢酸エステル、I-メントール |
ミノキシジルの配合量 | 1% |
こんな人にオススメ! | より多くの種類の成分を摂取したい人 |
商品名 | リアップジェット |
配合成分 | ミノキシジル、パントテニールエチルエーテル、トコフェロール酢酸エステル、I-メントール |
ミノキシジルの配合量 | 1% |
こんな人にオススメ! | 頭皮全体に均等に塗布したい人、手に製品がつくのがいやな人 |
商品名 | リアップX5 |
配合成分 | ミノキシジル |
ミノキシジルの配合量 | 5% |
こんな人にオススメ! | 「リアップ」では満足できない人 |
商品名 | リアップX5プラス |
配合成分 | ミノキシジル、ピリドキシン塩酸塩、トコフェロール酢酸エステル、I-メントール |
ミノキシジルの配合量 | 5% |
こんな人にオススメ! | より多くの種類の成分を摂取したい人 |
商品名 | リアップリジェンヌ |
配合成分 | ミノキシジル、パントテニールエチルエーテル、トコフェロール酢酸エステル、I-メントール |
ミノキシジルの配合量 | 1% |
こんな人にオススメ! | 女性 |