プロペシアとはどんな薬?AGA治療薬の基本、知っていますか?

プロペシアが日本で登場したのは2005年。
「AGAはお医者さんに相談だ♪」というテレビCMの人気も手伝って、AGA治療薬としての評判と知名度はあっという間に広まっていきました。

保険適用外のため高額な医療費が全額自己負担でありながらも、販売開始から3年後の2008年には127億円も売上げたほどの人気ぶり!
薄毛というコンプレックスで悩む男性にとって、「自分の髪を増やしたい」という願いがいかに切実であるかが127億円という数字から伝わってきますね。

プロペシアが世界的に信頼を集めている理由は、服用した人の98%が抜け毛の減少を実感できているから。

頼りになりすぎるプロペシアの基本をマスターして、自信と希望を持ってAGA治療に取り組んでいきましょう。

プロペシアは世界初の薄毛治療薬なんです

 

プロペシアを開発したのは、アメリカにある製薬メーカー・メルク社。
医療機関で処方される世界初のAGA治療薬として、1997年に販売が始まりました。

日本で販売されているプロペシアは、Merck Sharp&Dohme(メルクシャープ アンド ドーム)社(旧・万有製薬)が手掛けています。
プロペシアは商品名で、有効成分名はフィナステリド。薬剤としての名前はフィナステリド錠です。

もとは前立腺肥大症の治療薬だった

プロペシアの有効成分・フィナステリドはもともと、前立腺肥大症の治療薬として開発されていた成分です。

研究の過程で抜け毛の減少頭髪の増加という症状が見られたことから、AGA改善の可能性があると目を向けられるように。

そして1997年のアメリカで、前立腺肥大症治療薬よりも少ない成分量(1mg)がAGA治療薬として承認されました。
続いて日本では2005年に厚生労働省の認可を受け、2020年現在に至るまで数多くの薄毛男性を支え続けています。

プロペシアが薄毛改善に効果的な理由

プロペシアが薄毛改善に役立つ

プロペシア=AGA治療薬と言いきれる理由は、AGAを原因から抑えることができるから。

AGAは完治できないだけでなく、放置すればするほど進行していく症状です。
プロペシアが登場するまでの薄毛対策といえば、毛根に栄養を補給して頭皮環境を改善するという対症療法だけでした。

しかしプロペシアは、AGAを引き起こしている男性ホルモンに対して作用。
1日1錠を飲み続けていれば、薄毛・抜け毛と呼ばれる症状を抑え続けることができるのです。

悪玉男性ホルモンを抑制して毛根を守る

AGAは、男性ホルモンのひとつ・テストステロンが変性したDHT(ジヒドロテストステロン)のせいで引き起こされます。

DHTの怖さは、毛根のなかにある毛母細胞(髪のもと)を攻撃するようにプログラムされている点。
DHTの活動を妨げることができれば毛母細胞は守られ、髪が抜けるなんてことはありませんよね。
さらに、AGAを発症する以前と同じサイクルで髪が生えかわるので、新しい髪もグングン育ちやすくなります。

飲み続ける限り、抜け毛は抑えられる

プロペシアは、有効成分が体内に留まっているあいだのみ効果を発揮します。
服用を続ければ抜け毛が止まって新たな髪が生えてくるので、「AGAが治った!」と思ってしまいそうに…。
しかしそこで服用をやめてしまったら、AGAは再発してしまうんです。

DHTの活性を抑えて毛母細胞を守り続けるためには、プロペシアを飲み続けなくてはいけません
服用を止めるときは、薄毛になっていく自分を受け入れるとき」と、しっかり肝に銘じておきましょう。

プロペシアの後発薬について

プロペシアは世界で初めてのAGA治療薬として誕生し、10年ものあいだコンプレックスを抱える男性からのシェアを独占していました。

しかし、「お金をかけてでも髪を取り戻したい」という確固たる意志を持った男性がいる一方で、1ヵ月分7,000~9,000円という費用負担がネックとなってAGA治療に踏みきれない人がいたのも事実。

今ではありがたいことに、よりリーズナブルに購入できるジェネリック医薬品という選択肢が広まっています。
プロペシアと同じ成分・同じ効果を持っていながら、1ヵ月分4,000~6,000円と安価で買えるなんてうれしい限り!

日本では、ファイザー社・沢井製薬・東和薬品などによるジェネリック医薬品が販売されています。

安さで選ぶなら海外製ジェネリックがおすすめ

プロペシアに対する憧れや信頼よりも「とにかく髪を増やしたい!」という希望が最優先という人には、多くの費用をかけずに継続治療ができるジェネリック医薬品がおすすめです。

日本で扱われているジェネリック医薬品もプロペシアと比べれば十分リーズナブルですが、さらにコスパを重視するなら海外ジェネリックもアリ。
1ヵ月分1,340円というお手ごろすぎる価格で、ちょっとハードルが高かったAGA治療がより身近な存在になっています。