プロペシアはなぜAGAに効果的?

AGA治療に効果的として多くの人に使用されているプロペシア。
たしかに効果は得られますが、なぜAGAに効果的とされているのでしょうか。

プロペシアの効果について徹底解剖していきましょう!

プロペシアの有効成分はフィナステリド

医薬品の効果はその医薬品が持っている有効成分によって決められます。
プロペシアが持っている有効成分はフィナステリドです。

フィナステリドはもともと前立腺肥大症や前立腺がんを抑制する成分として研究がおこなわれ、治療薬が開発されました。
そんなフィナステリドを有効成分に持った前立腺関連の治療薬を服用した人たちに、AGAの改善がみられたため、フィナステリドはAGA治療薬としても開発されました。

そうしてできたのがプロペシアなのです。

製薬会社はアメリカの「MSD(メルク)社」

プロペシアを開発した製薬会社は、1827年に設立されたアメリカに本社をおく「MSD社[通称:メルク]」です。
世界140カ国以上に支店などといった関連会社を持っている大手製薬会社です。
売上規模では、ファイザーに次いで世界2位の座についています。

AGA治療薬をはじめ、心血管疾患や呼吸器疾患、腫瘍や感染症など、さまざまな分野の治療薬を50以上開発・販売しています。
長年にわたる実績と経験、そして利用者から勝ち取った信頼性のあるメルク社から販売されているプロペシアは、安心して使用するに値するAGA治療薬といえるでしょう。

プロペシアはAGAに効果あり!

AGAに効果ありなんだぜぇ

プロペシアはAGAに効果があるとされている医薬品です。
開発時にMSD社がおこなった臨床試験において、3年の服用でAGAの進行が98%も止まったという結果が出ています。

フィナステリド1mgが含有されているプロペシアの改善率は、1年間服用した場合は58%、3年間服用した場合は98%と、継続して服用していくとより効果が得られることがわかります。
また、1年間の服用で0.2mgと1mgを服用したところ、0.2mgでは54%、1mgでは58%の改善がみられ、服用量が効果に大きく影響することはないとわかります。

プロペシアの効果を有効的に使用するには、長期的な服用をおこない、服用量にこだわらず自分に合った量を服用することが大切です。

フィナステリドはどう作用する?

臨床試験においても効果を示しているプロペシアですが、どのようにしてAGAを改善しているのでしょうか。

AGAの原因の1つに、悪玉の男性ホルモン「ジヒドロテストステロン[通称:DHT]」があります。
DHTは毛根にある受容体とくっつくことにより、髪に成長をやめて抜け落ちるよう命令を出します。
こうしてヘアサイクルが乱れ、髪は十分な成長ができないまま抜けおちてしまうため、薄毛や抜け毛が起こってしまうのです。
これがAGAになる原因。

そんなDHTは男性ホルモンの「テストステロン」に酵素の「5αリダクターゼ」が結合して生成されます。
この結合を防ぐのがプロペシアに含まれているフィナステリド
フィナステリドは5αリダクターゼに作用し、テストステロンと結合するのを阻止します。
結合しなければDHTは作られず、命令を受ける髪も減るためヘアサイクルがもとにもどり、髪は十分に成長できるのです。

こうして抜け毛や薄毛が減り、AGAが改善していくのです。

衝撃!プロペシアでAGAは完治できない!?

衝撃!!AGAは完治しない!?

AGAの治療薬としてプロペシアは使用されていますが、じつはAGAを完治させられません
プロペシアだけでなく、ほかのどのAGA治療薬を使用してもAGAは完治できないのです。衝撃
というのも、現代の医療技術ではAGAを完治させられず、進行を改善させたり抑えたりすることしかできないのです。

そのため、プロペシアの服用をやめてしまうと進行を抑えていた成分がなくなってしまうため、AGAは進んでいきます。
ハゲたくない間、AGA治療は続きます。
といっても、薬の服用だけで簡単に効果が得られるため、気楽にAGA治療をおこなっていきましょう。