AGA治療でよく耳にするのは、ドラッグストアなどからも購入できるリアップやスカルプDなどといった「ミノキシジル」や、病院やクリニックから処方されるプロペシアなどの「フィナステリド」です。
これらは日本でAGA治療に効果のある成分として医療機関に認められていますが、これら2つのほかに、もう1つ認められている成分があります。
それが「デュタステリド」。
デュタステリドを含んでいる代表的なAGA治療薬を日本では「ザガーロ」といいます。
どういった商品なのかをみていきましょう。
AGA治療で選ばれる「ザガーロ」とは?
ザガーロは2015年に厚生労働省からAGA治療薬として認められ、国内の病院などでの処方がはじまりました。
AGA治療薬においてデュタステリドを有効成分に含んでいる薬は今までになく、ザガーロは新薬として登録されています。
開発・販売をおこなっているのはイギリスの大手製薬メーカーである「グラクソ・スミスクライン(GSK)社」。
幅広い研究結果や知識をいかし、AGA治療薬や感染症治療薬、肺疾患治療薬といった医療用医薬品をはじめ、コンタックやシュミテクト、ポリデントといったコンシューマーヘルスケア商品など多くの商品を世に出している製薬メーカーです。
有名な商品を多く開発し、信頼と実績を勝ち取っている製薬会社から販売されているザガーロはAGA治療で多くの人に選ばれているのです。
デュタステリドのAGA治療への使用が可能なのは日本と韓国だけ
ザガーロの名でAGA治療薬として使用されているデュタステリドですが、“AGA治療薬”として使用を認めているのは日本と韓国だけなんです。
デュタステリドはもともと前立腺肥大症の治療薬として研究・開発がすすんでいました。
そして日本ではアボルブ、イギリス・アメリカ・韓国などではアボダートとして販売。
その後、薄毛や抜け毛の治療にも効果があることがわかり、日本ではザガーロ、韓国ではアボダートの名でAGA治療薬として取り扱いがはじまったのです。
ザガーロはどのタイプのAGAも治療する
ザガーロがAGAの治療に効果的なワケは、デュタステリドが5αリダクターゼの作用を阻害することにあります。
AGAは頭皮にある酵素「5αリダクターゼ」と男性ホルモン「テストステロン」が結びついて、「ジヒドロテストステロン(DHT)」が生成されることで起こります。
DHTは髪を作りだす毛母細胞を攻撃するようにできており、生成されたDHTが多いほどAGAは進行していくのです。
そのDHTの生成を防ぐのがデュタステリド。
デュタステリドは、5αリダクターゼの作用を阻害する働きがあります。
作用を阻害された5αリダクターゼはテストステロンと結びつけずにDHTの生成ができなくなり、それに伴って頭皮のDHTの数が減っていきます。
DHTが減ると、毛母細胞が攻撃を受けずに髪を作りだせるため、AGAの症状が改善していくのです。
デュタステリドの特徴はどの5αリダクターゼにも効果的だということ。
5αリダクターゼには、側頭部や後頭部に多いⅠ型と、生え際や頭頂部に多いⅡ型の2種類があります。
デュタステリドはⅠ型Ⅱ型ともに効果的であり、どこからの抜け毛や薄毛にも対応できるため、人気なのです。
安さで選ぶなら海外版ザガーロジェネリック
新薬であるザガーロは病院などからもらえますが、やはり価格が高いのがデメリット。
治療費を抑えたいならザガーロジェネリックの購入がオススメです。
しかし残念なことに日本国内では特許の関係上、まだザガーロのジェネリックは販売されていません。
そこで選びたいのが海外ジェネリック。
インドなどでは独自の法律により、特許が切れていない薬でもジェネリックを開発・販売してもいいとされています。
そのため、海外版のザガーロジェネリックを、代行通販サイトから個人輸入をして購入可能。
また、ザガーロなら30錠で約9,000円のところを、海外版ジェネリックなら30錠を約3,500円と激安価格で購入できます。
安いからといって効果が劣っていることはなく、おなじ有効成分を使用しているため海外版ジェネリックなら格安価格で同様の効果を得られるのです。