ミノキシジルには外用薬と内服薬の2種類がありますが、どちらもいい加減に摂取してはいけません。
外用薬には一般用医薬品に分類されるものもあるため、適当に塗ればいいかと思いがちです。
しかし間違いなく医薬品にあてはまるため、使い方次第では一般用医薬品であっても体に害を及ぼしてしまう可能性があります。
とくにミノキシジル内服薬は正しく服用しても副作用が出やすいため、正しい飲み方を守り、副作用が強い時の対処法などを知っておきましょう。
ミノキシジルの服用・使用方法
●ミノキシジル外用薬の使用方法●
・1回で使用する量は1mlほど
・頭皮を洗ってから塗る
・塗った後は4時間以上放置
使用する前に、シャワーやシャンプーなどで汚れを落とし、頭皮を清潔な状態にします。
キレイになった頭皮に液を1ml(5プッシュ程度)塗り込みます。
頭皮をマッサージしながら塗り込むと、頭皮の血行がよくなり効果が出やすくなります。
塗り込んだ後は、ミノキシジルを体内へと吸収するために洗い流さず4時間以上放置します。
この工程を朝・晩の1日2回おこないましょう。
●ミノキシジル内服薬の服用方法●
・1錠の上限は10mg
・次の服用は24時間以上間隔をあける
・服用タイミングはいつでもOK
ミノキシジルは食事の影響を受けません。
そのため飲むタイミングに決まりはありません。
1日1錠を水またはぬるま湯で服用しましょう。2.5mgの場合は2錠を摂取します。
1回の服用で摂取できるミノキシジルの量は最大で10mgまでです。
ミノキシジルの持続時間が24時間であるため、次の服用までは24時間以上あけるようにしましょう。
6ヵ月の使用・服用は絶対!
外用薬も内服薬も共通した摂取方法が1つあります。
それは6ヵ月間継続して使用・服用するということ。
リアップ開発時の臨床試験においてミノキシジルは、使いはじめて早くても3ヵ月、通常は6ヵ月で効果を実感できるとされています。
そのため6ヵ月間の使用・服用が不可欠。
効き目を実感できない間はつらく長いですが、我慢が必要となります。
最大限の効果を得るための摂取方法
ミノキシジルを使うと、かならずしもすぐにいい効果を得られるとは限りません。
また、効果があっても徐々にその効き目が弱くなってしまうことも。
あれ?効き目が弱いな?と感じたら、次のことを試してみましょう。
・ミノキシジルの配合量を増やすい
毎日おなじ時間に服用・使用する
効果があまり感じられない場合は、効き目に波がある可能性があります。
ミノキシジルの持続時間は24時間のため、24時間以上間隔をあけて摂取しなければなりません。
ですが朝の7時に服用し、次の日は朝8時に服用すると、1時間効果のない時間ができます。
こういった時間の積み重ねで、効き目に波ができてしまうのです。
毎日おなじ時間に服用・使用すると、体内のミノキシジルの濃度が一定となり、安定した効果を得られます。
朝食後や就寝前など、行動とセットで服用・使用したり、アラームをセットするなどしましょう。
配合量を増やす
効き目がなかったり、弱くなったりするということは、配合されているミノキシジルの量が少ない可能性があります。
合っていない量を摂取していると、効果が得られないどころか、AGAが進行してしまいます。
きちんと効果を得てAGAを改善するためにも、2.5mg→5mg→7.5mg→10mgと摂取量を増やして自分に合った量をみつけましょう。
ただし、増量できる量は10mgまでです。
こんな飲み方・使い方していない?
効果がないのに対し、飲み方・使い方次第では作用が強くなり副作用が出てしまうこともあります。
あまり気にならない程度ならいいのですが、なかには強い効果により生活に支障をきたしてしまう場合も。
そういった人は、次のよう摂取の仕方をしていないでしょうか。
・アルコールと摂取している
・柑橘類を飲食している
配合量が多い
ミノキシジルの配合量によって、作用の強さが決まります。
作用が強いと得られ効果が強くなり、副作用も強く出てしまいます。場合によっては効果をまったく感じられず、副作用だけが出てしもうことも。
作用が弱い場合は、得れある効果は弱いものの、副作用も弱いもしくはないことが多いです。
副作用が出ているということはミノキシジルの摂取量が多いということ。
そこで、配合量を減らして摂取してみましょう。
適切な配合量の目安は、効果を得られて副作用が弱いまたはない量です。
アルコールと摂取している
ミノキシジルは、血管を拡張して血流をよくする作用があります。
アルコールにもおなじよな作用があるため、血管拡張・血流増加の作用が助長されてしまい副作用が強くなってしまいます。
少量の摂取なら作用に大きな影響を与えないため、過剰な飲酒は控え、少量で抑えるようにしましょう。
柑橘類を飲食している
見逃しがちなのが柑橘類。
柑橘類にはフラノクマリンという成分が含まれています。
この成分は、ミノキシジルが体外へと排出する邪魔をし、体内のミノキシジル濃度を上げていきます。
すると、作用が強くなり副作用が強く出てしまうのです。
柑橘類を使った飲み物や食べ物との摂取は避けましょう。