知らなきゃ危険!?ザガーロの副作用とその対処法

どんな治療薬にも効果があれば副作用もあるもの。
それはザガーロも一緒です。

副作用は出ないにこしたことはないですが、誰でも出てしまう可能性は持っています。
もし副作用が出てしまった場合、どういった症状があるのか事前に知っているのと知っていないのとでは、心の持ちようや対処の仕方などに大きく関わってきます。

そこで、ザガーロにはどういった副作用があり、どんな対処をとればいいのかを事前に見ておきましょう。

ザガーロの副作用はこんな症状!

ザガーロの摂取で出る副作用にはこんな症状があります。

【副作用】
ED、性欲減退、精子量減少、食欲不振、頭痛、抑うつ気分、発疹、めまいなど

ザガーロは男性ホルモンに作用します。
そのため、副作用はホルモンに関する症状が出やすい傾向にあります。

臨床試験によると、国際データでは557例中95例(17.1%)、国内データでは120例中13例(16.7%)に副作用の発現が見られたと記録されています。
100人中17人ほどに副作用が出る可能性がありますが、基本的にその症状は軽いもの。
しばらくすると症状は落ち着いてきます。

しかしなかには重大な副作用もあります。

【重大な副作用】
肝機能障害、黄疸など

これらの症状が出たら、すぐさま服用を中止してください。
臨床試験でこれらの症状はみられませんでしたが、通常の使用においてこれらの症状が出たという報告はあります。

重大な副作用がでたり、通常の副作用がなかなか改善されなかったりする場合は、医師に診てもらうようにしてください。

ザガーロの副作用を弱めるには?

殴っている女性と殴られている男性

【副作用を軽減する対処法】
・服用量を減らす
・使用は食事をしてから

副作用は薬の効き過ぎで起こっている場合があります。
そこで、症状を軽くするには、薬の効きを弱めるのが効果的

基本的には服用量を減らすことで効果が弱まります。
0.5mgを摂取している人は半錠にしたりして使用してみましょう。

また、ザガーロは食事に関係なく摂取できるため服用タイミングは定められていません。
そこであえて食事と一緒に服用することで吸収するザガーロの量を減らせるため、効果が弱まり副作用の症状も出にくくなります。
摂取時は牛乳と飲むことで、牛乳の脂質が胃に膜をはり、より吸収を抑えられます。

【すぐできる副作用の対処法】
・副作用の症状に対する薬の併用

副作用が出てしまった場合は、すぐできる対処法としては、症状に対する薬を摂取する以外にありません。

ザガーロは併用禁忌薬のないAGA治療薬。
そのため、基本的にはおなじ作用を持つ治療薬以外は併用可能です。
頭痛には鎮痛剤、食欲不振には健胃生薬、EDにはED治療薬と、それぞれの症状に合う薬を併用しましょう。

ザガーロ+ミノキシジル+ED治療薬=NG!

ザガーロは併用禁忌なしの治療薬であるため、ED治療薬と併用してAGAとEDを同時に治療できます。
しかし、より効率的にAGA改善の効果を得るため、ザガーロとミノキシジルを併用している時はED治療薬を服用してはいけません

ミノキシジルとED治療薬は、血管拡張・血流増加という同様の効果を持っています。
そのため併用してしまうと作用が増幅され、副作用が強く出てしまうのです。

AGA治療とED治療を同時におこないたい場合は、2つ方法があります。
1つ目は、ザガーロとED治療薬を飲み、ミノキシジルを併用しない。
2つ目は、ザガーロとミノキシジルでAGAの改善をおこない、ある程度効果が得られたのちミノキシジルの摂取をやめて、ザガーロとED治療薬を併用する。
AGAの進行ぐあいや、どちらを優先したいかで決めましょう。

危険!ザガーロの服用中に献血はNG

献血NG

ザガーロを服用している時は、献血をおこなってはいけません。

ザガーロの成分は、血液中に溶け込み、全身をめぐります。
そのため、献血した血液にもザガーロが含まれています。

ザガーロは女性や未成年が摂取してはいけないものです。
しかし献血した血液は、老若男女問わず輸血されるため、女性や未成年にも輸血されてしまう可能性があるのです。
これらの人がザガーロ入りの血液を輸血されてしまうと、副作用が強く出てしまったり、性器の形成がうまくおこなわれなかったり、場合によっては不測の事態に陥ってしまいます。

そういったことを防ぐためにも、ザガーロの服用中は献血をおこなわないようにしましょう。

どうしても献血をおこないたい場合は、服用を中断したのち、6カ月経過してからおこなってください。